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宴会部長の戯言

クラシック・アコーディオン奏者、大田智美のブログ。日記、コンサート情報、その他いろいろ、ぼちぼち書いています。

CASALS HALLに花束を 

今日はお昼から、御茶ノ水にあるカザルスホールへ。

綺麗でしっとりとした、落ち着いた雰囲気のカザルスホール


ずいぶん前からいろいろと物議を醸していましたが、
結局この3月末での閉館が決まってしまい、
今月はホールへの感謝の意を込めたコンサートがたくさん催されています。

今日も『CASALS HALLに花束を』と題して、
ホールにゆかりの深い演奏家である、今井信子さん、
吉野直子さん、そして御喜先生の3人にとって、
思い出のたくさんつまったカザルスホールでのラストコンサートが行われました。

それぞれがソロやデュオ曲を、カザルスホールにまつわるトークを挟みながら演奏し、
ラストピースはトリオで、バッハのゴルドベルク変奏曲。
演奏からもお話からも、ホールへの愛情がひしひしと伝わってきて、
この空間で音楽ができる喜びと、それをもう味わうことができなくなる寂しさが交錯する
なんとも特別な雰囲気でした。

アンコールはブラームスの子守唄。


「このホールにさようならとは言えない、だから、・・・おやすみなさい。」


この一言の後に演奏された子守唄は、とても優しく、美しく、
ホールを撫でるように響いていました。

自然と涙が溢れてきたこの演奏は、
このホールと共にずっと私の心に残ることと思います。


これだけ多くの人に愛されているホールもなかなかないと思うのですが
閉館がとても残念でしかたありません。



カザルスホールのクリスマス
昨年12月25日のホール入り口。
北川記念オケでの本番。
最初で最後だったけど、カザルスの舞台で演奏できてよかったなぁ・・・
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category: 観る・聴く

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