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宴会部長の戯言

クラシック・アコーディオン奏者、大田智美のブログ。日記、コンサート情報、その他いろいろ、ぼちぼち書いています。

コンテンポラリーな日々 

11月に入ってからは現代作品と向き合う日が続いております。
アコーディオンはまだ歴史が浅い楽器なので、
現代作品を演奏することは、この楽器の「これまでとこれから」を知り
そして作っていく、とても大切なファクターの一つです。

1週目には国立音楽大学でのプロジェクト「聴き伝わるもの、聴き伝えるもの」で
グリゼーの大作「音響空間」でのアコーディオンパートを。

「音響空間」の世界

第3曲の「部分音」でアコーディオンが出てきます。
これだけの大掛かりな作品は、そうそう演奏機会があるわけではないのでとても貴重。
しかも、これまで日本での演奏の時にはアコーディオンパートはシンセで代用されていた!!
ということを聞き、びっくり仰天。。・・・アコーディオン、頑張らなきゃ!!
このコンサート、基本的に国音の卒業生や在校生が参加するということらしいのですが、
なにせアコーディオン科が無いもので、国立の高校を(ピアノだけど)卒業、
昨年はワークショップもやらせていただいたご縁で演奏に加わらせて頂きました。
また、リハーサル直前に高校の同級生がヴィオラで入っている事が発覚し、
なんとも久しぶりの再会ができたのも嬉しかった出来事。


そして、それと並行してComposer Group Cueの作品展で初演する作品の
練習とリハーサルが進んでいました。
11月18日に行われた今年の作品展のテーマは「声」。
そう、「歌」ではなく「声」なんです。

Cue作品展、今年は「声」

毎回メンバー6人がそれぞれ個性的な作品を生み出すCueの作品展。
いつも楽しみにしているコンサートの一つなのですが、
今年は田渕大次郎さんがメゾソプラノ&アコーディオンという
組み合わせを選んでくれました!
「Ku-(空) for mezzo-soprano and accordion」
なんと、歌詞はとっても有名なあの「般若心経」!そうきたか~!
始めはゆったりですが、徐々に複雑なリズムの曲調に・・・。
歌詞のインパクトと相俟って、いつも弾いた後にはしばらく頭の中を支配されていました。。
本番では演奏順が後ろの方だったので、GPで他の作品を拝聴。
毎回、新しいのだけど、その中に各人の特徴的な作風や響きが見えて興味深い。
ほぼ一年半に1回のペースで作品展を続けているCue。
次回はVol. 10になるはずで、今からとても楽しみです。


さて、まだまだ続くコンテポラリーの日々。
今は、来月5日に大阪の智美(智美2)こと松原智美さんのリサイタルで共演する、
坂田直樹さんの新作アコーディオンデュオ「Aperture」と格闘中。

ソロとデュオでのアコーディオン100%な演奏会、フランスものが中心のプログラムです。
関西方面の皆様、ぜひお越しくださいませ!

フランス作品を集めてのリサイタルです
コンサート詳細はこちら




category: アコーディオン

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